

北側につくった吹き抜けがリビング全体に淡い光を取り込みます。
小金井の家は、南には間近に隣家が迫る難しい土地でした。そこで考えたのが、北側に吹き抜けをつくるという大胆ともいえる発想でした。
美術館は、絵を保護する意味からも、南に窓をつくらないといいます。北窓からは一日中、安定したやさしい光が入ります。
そしてさらに、北側に面した公道は朝晩には通勤通学の人たちも多いので、外からの視線は避けながら、緑や空はしっかり感じられるように窓の位置を計算。幸い屋根の南面は障害物がないので、暖かさはOMソーラーから。という具合に、次々と、土地の形状を最大限に活かした設計のアイディアが形になっていきました。
そして完成した小金井の家。
「訪れる人も、リビングが北向きだとは誰も思わないほど明るい」と満足いただける、やさしい光に包まれた家になりました。

ときには将棋を指したり、ダイニング続きのウッドデッキがご主人とお子さんのお気に入り。最後までこだわって木製サッシに。
「ここにたどり着くまでには大変なこともありましたけど、だからこそ今は毎日がとても心地いい。ここには1年を通して美しい空があり、鳥たちの歌が聞こえます」と奥様。
夏には目の前の畑のトマトやきゅうりを食べ、秋には庭のもみじの色彩を愛で、冬にはおひさまのありがたさをしみじみ思い、春にはご近所の方々と季節の移ろいを語らう。
「主人は、ここに来てからジョギングを始めました。今は、こういう暮らしがしたかったんだと心から思えます。私たちはこの家と、とっても仲良しなのです」
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![]() ご主人の希望が反映された2階和室。「夏の昼寝が最高です」。 |
| 設 計 | 相羽建設株式会社 | |
| 建物概要 | 敷地面積:99.39m2(30.00坪) 建物延床面積:78.98m2(23.84坪) | |
| 主な仕上 | 外壁:ソフトリシン吹き付け 内部:<天井>土佐和紙 <壁>土佐和紙・薩摩中霧島壁 <床>パイン材 |