
●家づくりの始まり(きっかけ)
思い返すと、家が欲しいと思ったのは、2年前。結婚して2人で住んでいるうちは、何の問題もなかったアパートが、娘が生まれて来てからは、手狭に感じられるようになりました。徹夜で会社から帰ると、もう、娘は起きていてます。
疲れて布団になだれ込んでも、寝室のふすまのむこうでは元気な声が響きます…。
もともと、家が欲しいと思っていた訳でもないはずが、こんな状況からすこしずつ家を探し始めることになりました。
●土地探しから始まった家づくり
当時はそれほど、家に対する思い入れはなかったので、不動産屋に予算を伝えて、建売を見せてもらうことから始めました。建売のものは随分見ましたが、どうにも気に入らず、そのうちに、郊外でも土地代を安くあげて、建物にお金をかけようと方針を変えました。
この方針変更は言葉にすると簡単ですが、夫婦の考え方が異なり、お互いの考えが一つになる日が来るとは到底思えない日が続きました。
そんなある日、アパートの近くにある空き地を妻が見つけて来て、「あそこは結構いいよ」と。不動産屋にその土地について聞いてみたところ、あそこは売りに出てないとのこと…。
2人で肩を落としました。しばらく、土地探しを続けていると、「例の場所が売りに出た」という連絡をもらいました。都心に住みたいと言っていた妻も、「自分であそこはいい」と言ってしまった以上、ついに観念しハンコをつくことになりました。
その後も、建設会社をどこにするかは大問題でした。またもや夫婦で考え方が全く違っていたからです。妻は軽量鉄骨のSハウス、自分は相羽さんにしたいと思っていました。
最終的にはこうして、相羽さんに建ててもらう事に決めました。相羽さんに決めた理由は、デザインの良さが大きな理由の一つです。相羽さんの家はデザインされ過ぎていないところが良いと思えました。素朴で肩肘を張らない感じが、自分たち夫婦にはあっていたのです。
それから、経年変化など時間的な変化を考慮してデザインされていることも大切な点でした。
もう一点、担当営業の遠藤さんがとても誠実で信頼できそうだったことも決め手でした。どうも、後から聞いたところによると、遠藤さんにとって僕たちが相羽建設での初めてのお客だったようですが。(笑)
●住まいづくりを経験して
アパートの近所で土地を購入したこともあり、毎日のように現場を訪れ、家が出来上がっていく過程を見ることができました。大工さんをはじめとして職人さんの仕事ぶりには目を見張るものが、ありました。造作の家具が出来てくる頃は、これも大工さんが作るんだ と、本当にその器用さに夫婦で感心していました。
外壁の漆喰を左官屋さんが塗り終えたある日曜日、散歩がてら現場を覗いていると、左官屋さんご夫婦が、仕上がりを気にかけて見に来てくれていました。この時は本当に心が温まりました。
家づくりを経験して、夫婦で考え方の違いから喧嘩もしましたが、家に関する一つ一つを話し合って決めて行くプロセスはお互いにとってとても良い経験だったと思います。こうして詳細に渡って話し合い、現場を毎日のように訪れたことで、「自分たちの家だ」という実感が強くあります。
家づくりも終盤を迎えて、もうすぐ新しい生活が始まります。
家を探し始めた頃に比べると、娘も随分成長し、来年は幼稚園です。
そして、来年にはもう一人新しい家族が誕生します。
新しい家では、階下で3人が楽しく笑う声を聞きながら、気持ちよく朝寝をさせてもらおうと思います。
設計を担当して下さった中静さん、現場監督して下さった酒井さん、営業の遠藤さん、それから、家づくりに携わっていただいたみなさん本当にありがとうございました。
(住まいづくり情報誌『ナチュラリズム10月号』より 住まい手Oさんの体験談)
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