OMソーラーの相羽建設■i-worksの施工例 布田の家
ここに拡大画像が出ます
new
阿佐ヶ谷の家 
【東京都s区】

point

建築家:伊礼智さん設計の「阿佐ヶ谷の家」。
狭小地に建つi-worksです。二世帯・仕事場付き・高齢者対応・生活スタイルの異なる世帯のプライバシー確保の条件をセッケイの工夫でクリアしました。空間を上手に使い、小さな家に広く住まうことを考え抜きました。

外観 土間 居間 居間
洗面・浴室 厨房 食堂 食堂
speck
設計:伊礼 智
竣工:2004年4月
規模:地上2階
延床面積:25.37坪
comment
● 土地探し・相羽建設との出会い

OMソーラーは新聞広告で知りました。
家を建てるかどうか、決まっていない頃だったのですが、『面白いもったいない』などの言葉が、なんとなく琴線に触れたのです。
資料請求をしてみました…ら、たくさんの工務店から資料が山のように送りつけられてビックリ。『工務店で家を建てる』発想もその時が初めてでした。TVコマーシャルで流れるハウスメーカーしか知らなかったのです。

資料の山の中から、バスツアーのできる工務店を選び、夫婦で見学に出かけました。
「百聞は一見にしかず」で、まずOMソーラーシステムの家の特性を知って感激し、またOMを選ぶことによって、暮らしに対する考え方までが変わることにも目を開かされたような体験でした。

結局、その頃住んでいた町ではなく、実際に家を建てるのは東京という事情から、改めて東京圏の工務店さんにホームページ経由で資料請求をしました。
何社か送った中で、レスポンスの良い返事を送ってくださった、相羽建設の佐々木さんと知り合うことができたのでした。

佐々木さんはOMでの家作りに、営業さんというよりむしろ、現場でもの作りをしている方のような情熱を持っている人でした。
クルマの運転中にもかかわらず、後部座席の私たちを(危険なほど)何度も振り返っては、熱く語るその姿に「ここしかないかも!」と心を決めました。
実際今日に至るまで、いろいろと相談にのっていただき、頼りになる心強い方です。

● 建築家との出会い

『建築家に設計を依頼』するというのは一部のお金持ちのすることだと思っていたので、最初は全く考えていませんでした。
ただ、相羽さんで伊礼智さんの講演会があると聞き、勉強のためにと出席しました。
生きた建築家を間近で見たのは二人とも初めてでしたが、特に『伊礼智さんを見たい』と思ったのには理由がありました。

前述の工務店さんのバス見学会でOMソーラーの家を体験した時の3軒のうち2軒が伊礼さんの家だったのですが、実に驚きの体験だったからです。
今まで訪れた誰の家とも違う空間がありました。そこには大げさにいうと哲学のようなものが感じられました。
そこに暮らす方々(丹沢の自然を愛する人や、玄人はだしの家具を作るようなすごい施主の方ばかりでした)と共鳴したような、くつろぎと静けさと温かみのある家、その方たちだけの『家』があることに驚いたのです。

伊礼さんのプロフィールの写真を見ると建築家らしく繊細そうで、「私たちの趣味が悪いとケーベツされるんじゃないかしら?すごく高いかな?素敵に住みこなせなかったらどうしよう?何より分不相応かなぁ???」などの不安がつきまといました。
でもその不安より「一生に二度ない家造り、話だけでも聞いてみないと後悔するだろう」と思うほど、伊礼さんの家に魅かれていたのだと思います。

実際に会ってみると、とても気さくな方で、こちらの話もとてもよく聞いてもらえました。
もちろんプロとしての鋭い意見と、驚くほど豊富なアイデアを出していただき、予算的なことも常に視野に入れながら話し合うことができました。思いきってお願いして本当に良かったと思っています。

● 小さい家の不安 

夫の父との同居のために今までの夫の古い実家を建て替えることになった私たち夫婦にとって、なんといっても

1. 2軒分の荷物が果たして収まるのか!?

2. 夫の父との同居、妻の安らぎの場所はあるのか?

ということが心配でした。

某銀行のローン担当者に「えっ!建坪10坪ですか?本当にそれだけ?そこにお住まいで?いや狭い、狭いですねえ!」と失礼極まりない発言を浴びせられたプランです。
本当に心配でした。(もちろんお金は他で借りました。)

結婚して10年でたまった荷物、夫の趣味のガラクタ(ビール作りキットにスキー板、たま〜〜にやる健康器具、モロモロのカタログの山など)や、妻の仕事道具 (パソコンの周辺機器、捨てられないCD−ROMやぶ厚い手引書)に、夫の実家の数十年をかけて築かれた物の山が加わるのです。

同居に関しても不安でした。夫は『風通しのいい家族の気配が感じられる』家を望み、妻は『自分のプライバシーが確保できる間取り』という全く正反対の方向に希望があったからです。
(この小さな土地で、しかも希望がかみ合わない中でどのような家ができるのか、自分たちだけでは結論が出なかったでしょう。)

実際、家が完成に近づいた頃、想像していた以上に家が狭く感じられて本当に悲しくなった事がありました。間違った選択はしていなかったはずなのに、部屋も狭い、天井も低くて圧迫感がある、本当にベッドやテーブルが入るのか、倉庫に預けてある荷物が入るのか・・?
人生で一番ワクワクするはずの時期なのに、前途を悲観して眠れなかったです。

● ようやく落ち着きました 

実際に入れてみたら、荷物はほぼスムーズに入りました(笑)。また『家が狭い』事で、物の取捨選択を厳しくし、本当に自分たちに必要なものは何かを見つめ直すきっかけになりました。

実はまだ家の整理は完全についていませんので『私たちはこうでした』というのにはちょっと早いかもしれません。ただ最初感じていた狭さからくる圧迫感は多分に心理的なものが大きかったのか、生活のペースが整ってきた今は、天井の低さもかえって落ち着く感じです。
180×90cmもの大きなテーブルもきちんと収まって家族の団欒の場所となり、木の香りのする浴室や、ゆったりした洗面所、収納の多い台所などはむしろ広々と使いやすく快適です。

今では掃除する時、「あ〜これ以上広くなくて助かった。広い家って掃除が本当に大変なんだろうなぁ」と思うほどです。まぁこれは家事が苦手な、怠け者の感想ですけど・・・。

こんな風に、狭くても居心地が良いと感じるのは、苦労して物を処分したためもありますが、足に触れる無垢の板の感触、広い開口部の窓、色や素材の統一、風の通る構造、広く見える仕切りのない部屋などなど、快適に暮らすための工夫が組み合わさっているからだと思います。

もちろん全てOKということはなく、手直ししたい部分もあります。
妻はやっぱりトイレの床はタイルの方が良かった気がしますし、夫は狭いロフト部分の天井の梁に何度となく頭を打ちつけては、うずくまってうめいています。
それ以外にも、長年住んでみないとわからない事はたくさんあるでしょう。

素敵に住みこなせるかはともかくですが、本物の素材を使ったこの家に愛着を持って暮らしていくうちに、伊礼さんの哲学と共鳴できる、自分たちならではの味わいのある家ができるんだろうなぁと楽しみにしています。
家の本当の完成はまだまだこれからです。

(住まいづくり情報誌『ナチュラリズム2004.9月号vol.73』より住まい手Mさんの体験談)

      (irei_blogでより詳しい情報をご覧いただけます。


ページを閉じる

Copyright(C) 2004 AIBA Group Allrights Reserved. OMソーラーの相羽建設